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4630万持ち逃げ男とそのスキーム

  • 執筆者の写真: ベットマン弐号
    ベットマン弐号
  • 2022年5月18日
  • 読了時間: 6分

最初、「オンカジで全額使った」という報道が出た時は、オンカジに慣れ親しんでる私で

さえ、「その手で来たか」との思いでした。


漫画「カイジ」の現在連載中のエピソードでも分かる通り、表に出せない大金を”ロンダリング”

するのは結構な大仕事で、ネットフリックスのアメリカドラマ「オザークへようこそ」も、

メキシコのドラッグカルテルのマネーロンダリングを担当している主人公が泥沼にハマって

いくというストーリー…とにかく洋の東西を問わず、”マネロン”は中々に難儀な作業というわけです。


漫画「マイホームヒーロー」ではないですが、これまで読んだ小説、見た映画の知識を活かして、

「自分ならどうする?」を考えたこともあって、選択肢としてロンダリングにオンカジを使うことも

頭に浮かんだこともありました。そんな自分でも、今回の”事件”は驚きでしたね。なぜなら…。


まず、結構な額の誤送金があること自体が相当な低確率で、さらにそれを受け取ったのが、

オンカジを知る人物(あるいは、そのスキームを考え出す友人がいる)という、昨今オンカジ

ユーザーが増加しているとはいえ、その数は他のギャンブルと比べるとたかが知れている

わけで、そんな低確率×低確率の組み合わせがあってもいいのかという話になるわけです。

なので、そんな超低確率の事象には普通意識が向かないため、意表をつかれたというのが

正直なところです。


「自分ならどうする?」と考え、オンカジを使うことを想像した経験があると書きましたが、

あまり現実的でない…というか、理想的ではないという結論に至った理由が2つあります。


まず1点目。増えるかもしれないけど、減るかもしれない…減る場合はどこまで減るか。

ご存知の体で話を進めますが(分からない場合は、本サイトの「入出金について」参照)、

オンカジから出金する場合、大原則の一つとして「入金額の等倍以上賭けないと出金

出来ない」というのがあります。プラれば言うことなしですが、減るリスクを考えると、ロンダ

リングの手段としては、少し不確実性が高いかなと。

今回の場合、実際にほぼ全額がカジノへ送金されたようなので、4500万円強賭けないと

出金出来ません。本人の証言通りなら、複数のカジノへ送金したということなので、例えば

5つのカジノへ1000万弱ずつ送ったなら、それぞれで入金額以上賭ける必要があります。

その結果、増えれば文句なしですが、等倍ベット条件を消化していく中で、最悪2割しか

残らなかったという可能性もあるわけです。もちろん、普通なら減らさないように慎重に

プレイしていくわけですが、そこ10日くらいであの金額を、しかも複数のカジノで減らさない

ように慎重にプレイしていくのは、結構難しいミッションかと思います。

そんなことはお構いなしに、ただただ(大金を)賭けたくて、その結果全部なくなったという

可能性もなくはないですが、割と手際よくカジノへ送金しているようなので…

*これを書いている途中で、カジノらしきところ(実際の送金先は、一部のオンカジが採用

している日本国内の決済用銀行口座か?)に現金で送金しているとの情報が入った

滅茶苦茶な張り方をして全溶かしというのは、少し違和感がありますね。


2点目は、出金の問題。仮に運よくプラス、もしくは許容範囲内のマイナスでフィニッシュ

したとして、いざ出金となるわけですが、問題なのが出金先とカジノ側での出金の審査。

出金先に関しては、国内の口座は見張られているので、(全溶かしがウソだと仮定して)

送金元の口座はもう使えず(送金口座と出金先口座一致の原則を考えると、無理)。

では、エコぺやヴィーナスへ出金(出来たっけ?)したとしても、結局最後の現金化の段階で

日本で現金化しようとしたら国内口座が必要となるわけで、多分全部見張られてるから

新しく口座も開きにくいため、結局難しいという結論になりますが…エコぺだと、第3者に

送金出来るので、協力者がいれば、カジノ⇒エコぺ⇒第3者へ送金⇒第3者が現金化⇒

「持ち逃げ君」へというスキームは完成しますねw

が!複数のカジノで清算するってなった場合に、今回1万ドルずつくらい(130万)送金

(カジノへ入金)しているようで、30何個のカジノへ入金したとは考えにくいので、そうなると

まだウォレットにキャッシュが(そこそこの額)残ってる状態で追加入金してることになって

そうなんですが、その手のことにカジノは敏感なので、いざ出金というときに”審議”が入って

スムーズに出金出来ない可能性がそれなりに高いと思います。あと、仮にこれまでオンカジ

で遊んでたとしても、住民税非課税の対象者がハイローラーの可能性は低く、急に大口の

入金、高額ベットは目に付きやすいと思われるので、やはり”審議”の可能性が高いように

思えます。

というわけで、「自分ならどうするか?」に立ち返って考えてみても、出金でイチャモン付け

られる可能性を考えると、やはりそれなりにリスキーだなぁと思います。


とまぁ、今回の顛末の予想を考察してみたのですが、口座から直接送金してたという事実

を考えると、オンカジを思いついたまでは”いい線”行ってたけど…くらいな感じなんですか

ねぇ?

現金化のことは追々考えるとして、なるべく足が付かないように&司法の手が及びにくく

するためには、一旦仮想通貨に換えてからカジノへ入金という手段を取るのがベターな

はずなのに、そうしなかったのを考えると、ホントにただただ降って湧いた大金をカジノで

使いたかっただけの可能性も否定出来ない状況です。仮想通貨に換えなかったことに

関して、私、そこまで詳しくないので、知らないだけで、実は落とし穴があるからその手段を

取らなかったのかもしれません。


オンカジの知識がある人間が想像しても、何となくモヤっとしたものが残る事案なんですが、

個人的な予想としては、やはり全額溶かしたのいうのはウソのような気がします。


ちなみに、ヤフコメでは分かってないやつが「送金記録が残ってるからどうにかなるだろ」

みたいなこと言いますが、送金記録が残っていたところで、一旦カジノへ入金されたら

カジノが勝手に返金なんかするわけもなく(没収じゃないですよ。そのままカジノ内のT氏の

ウォレットに残るだけ)、全部スッたのかスッてないのかという事実さえ開示しません。

インターポールを動かしての大捜査とかになったら別かもしれませんが、たった4630万…

しかも明らかに役場がミスったという、原因が明確な案件で警察が大々的に海外のカジノに

捜査協力を求めるなんてことはありません。


重ねて、「もし自分が同じシチュエーションに置かれたら…」と考えた場合、うーん、少なくとも

全額ネコババする度胸はありません。こう見えても、意外に常識人ですからw




 
 
 

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